子ども食堂②

子ども食堂」の目的は何かみなさんご存知ですか?

 

私は今まで勝手に、子ども食堂は「生活困窮家庭の子供(時に大人も含む場合あり)を、援助すること」が目的だと思っていた。つまり、日本の貧困問題の解決策の1つだと思っていたのだ。しかし、これは半分正解で半分間違いだった。

 

もちろん、豊かな生活を送れていない子供たちを援助するという目的もあるらしい。しかし、実はそれ以上に、”子供たちの生活を見守る”という役割が大きいのだそうだ。

 

私は、比較的恵まれた環境で何の不自由もなく、育ててもらった。しかし、世の中には虐待を受けている子、心に深い傷を負った子、不登校になってしまった子、いじめにあっている子など、様々な環境に置かれている子供がいる。このような子供達を救おうとしているのが、子ども食堂のボランティア達だ。

 

ボランティアの人たちは、子ども食堂が開催されている短い時間の中で、わずかな変化や違和感を感じ取り、最悪な状況を防ぐのだ。それも、子供の気分を害さないように、プライドを傷つけないようになど、様々なことに気を配りながら、対処するそうだ。まさに、プロの術だ。

 

さらに、このような子供たちは相談できる相手や頼れる存在がいない場合が多いそうだ。ボランティアスタッフ達は、子ども食堂が彼らの居場所になるように、感じれるように運営しているそうだ。なんて素晴らしいのだろう。

 

家庭環境は変えられない。自分の親は、どんな親であっても親だ。しかし、関わる人、いる環境はある程度自分で選択できる。子ども食堂子ども食堂のスタッフが周りにいれば、安心だ。